はじめてキャッシングを申し込む時って、借りやすさも重要ですが返済のことも気になるものです。特にマジメな人ほど、万一、返済が遅れたらどうなるんだろう?と考えがちです。
このページでは、ぜにぞうの貸金業者としての経験も活かして、その不安を徹底解説してみたいと思います。
返済が遅れると業者はどんな対応をする?
返済が遅れると基本的には、業者から文書か電話で連絡が入ります。
その時の業者の対応に怖いイメージを想像する人もいるかもしれませんが、「てめぇー、早く支払え!」みたいな強烈な態度をとることはありません。
むしろ、「返済期日を過ぎておりますが、お支払いの方はいかがでしょうか?」といったソフトな感じです。
ぜにぞうは貸金業会社に勤務していたとき、初期督促業務といって、返済日に入金のなかったお客さんにかたっぱしから電話をしていく仕事も一時期やっていました。
その時もやはり低姿勢な対応で、支払いを要請するというよりも「お支払いがございませんでしたので、ご連絡しました」みたいな感じで、事実を連絡するくらいのソフトなものでした。
業者からの連絡を無視したり支払いの約束を何度も破ったりしなければ、何も怖がることはありません。業者はリスクの高い、つまり返済額が大きい顧客から優先してアプローチしていくのがセオリーです。
連絡が来た時には、「すみませんでした、もう支払ってます!」と堂々と言えると気持ちいいので、すばやく入金しておきたいものです。
コワモテのお兄さんが来たりしないの?
返済に遅れるとコワモテのお兄さんが来たりしないの?と心配する人もいますが、少なくともぜにぞうが運営するキャッシング名人のサイトで紹介している業者は大丈夫です。
それに、貸金業法で業者による強引な督促は規制されているので、ドラマにでてくるような怖い顔をしたお兄さんが登場することはまずありません。
弱い立場の消費者は法律でキッチリ守られています。ヤミ金融はなんでもありの世界なので話は別ですが、貸金業登録しているまともな業者は基本的には紳士的な対応です。ドラマはかなり誇張があるので、笑って見ていればいいですよ。
遅延損害金を取られる
返済が遅れた時には、遅延損害金(ちえんそんがいきん)といって、返済金とは別に業者から費用を請求されます。
難しく言うと、借金返済で債務不履行があった場合の損害賠償のことなんですが、要するに、支払いが遅れたことに対する迷惑料のようなものですね。
その利率は一般的には、年率20.0%程度で遅れた日数分だけとられます。
返済が数日遅れたくらいなら大した金額にはなりませんが、そうはいっても、キャッシングの金利よりも高いのがほとんどです。
キャッシング金利は高くても年利18%くらいなので、20%といったらそれより高いわけで、お金を借りるための費用以上に高くつくことになります。
キャッシング金利とは別にとられることを考えるとバカにはできませんね。
信用情報機関にブラック登録される?
万一、支払いが遅れてしまった時にいちばんダメージが大きいのが、信用情報機関に事故情報として登録されることだといっていいでしょう。
業者から催促の連絡がきて多少イヤな思いをするとか、遅延損害金をとられるのは一時的なことで、次から注意すればいいことです。
でも、信用情報機関に登録されてしまったらその業者だけではなくて、信用情報機関に加盟しているすべての業者からそっぽを向かれることになります。
しかも、数年間はその状態が続くので、かなり致命傷になります。
なんだか脅すような話になってしまいましたが、数日遅れるくらいではブラック登録されませんので安心してください。
※ちなみに、ブラックリストと呼ばれる極秘リストなどありません。
信用情報機関のひとつであるJICCでは、「入金予定日から3ヶ月間以上の未入金」を遅延の基準として公表しています。
督促の電話や文書を受けて、それからすぐ支払いすれば問題ありません。
支払いが遅れそうな人への対応が天使すぎる業者
決められた日に返済できないのは、規約違反になるのでもちろん良いことではないですが、そんな規約違反になりそうな利用者への対応がマイルドな業者も存在します。
一時的に返済額を減額してくれたり、支払える日を会員サイトに登録すればその日まで待ってくれたりと、寛大な対応をしてくれる業者もいるくらいなので、あまり過剰に心配する必要はありません。
とはいっても、延滞すると更新審査などの際にマイナス評価になってしまうので、自分の信用を積み上げるために支払い期日はしっかり守るようにしましょう。
返済の遅れは業者にとってはリスクにつながるので、安易に顧客を救済できないことです。たとえ救済措置があったとしても表立って言えないので隠すのが普通です。
そんな中で、支払いが遅れそうな顧客に対してふところの深い対応があることをホームページ上に記載している天使のような業者も存在します。
その名前を出すのは安易な借入れを助長してしまうことになるのでここでは伏せますが、だれもが知っている大手消費者金融です。そういうことからもうっかりミスの返済遅れを過度に心配する必要はありません。