千円単位で借りられるカードローンを総合的に考察

更新日:2020年7月30日

キャッシングであれカードローンであれ、借入れ可能な金額単位というのは1万円というのが一般的です。千円単位で借りれる業者は少数派と言えます。

 

数千円あれば用が済むときに、余分にお金を借りないといけないのは利息がもったいですよね。

 

そこで、ATMなどで千円単位で借り入れができる業者を紹介してみたいと思います。また、「これを知っておかないと、少額で借りられるメリットがなくなってしまう」という事があるので、それもあわせてお伝えします。

 

そもそも少額の借入れニーズってある?

ちょっと情けない話なのですが、ぜにぞうは買い物などで1万円札を使う時、
大事なものを失うような、なにか落ちつかない感覚に襲われることがあります。
ものすごくしょうもないですね(笑)

 

別に無駄遣いしているわけでもないのですが、万札に対して特別な感覚を
持っているんでしょうね、きっと。

 

なので、キャッシングする時は千円単位で必要な額だけ借りたいというのが本音です。
(メインに使っているカードは万単位なのでダメですが、、汗)

 

このぜにぞうの金銭感覚って一般的にはどうなんだろうと思ったのですが、
同じ意見がこんなふうにチラホラありました。

 

Twitter上の投稿

 

 

もう少し調べてみると、日本貸金業協会のアンケートで参考になる情報がありました。
下の図を見てください。

 

日本貸金業協会アンケート

 

アンケート調査の対象者が専業主婦(主夫)という前提での話ですが、
希望で一番多いのが、少額を短期間借入れしたいという人で40%あります。
(上の図)

 

そして、そう答えた人たちがいくら借り入れしていたかというのが下の図で、
1万円から5万円のゾーンが34.1%で最も多いのですが、
それに続くのが1万円未満で、22.9%もあります。

 

日本貸金業協会アンケート

出典:日本貸金業協会「資金需要者及び貸金業者向けアンケート調査結果報告」(平成24年度版)

 

 

2割の人が1万円未満、つまり千円単位でキャッシングしていたという事実は、
それだけニーズがあると言うことですね。

 

もし、1万円単位でしかキャッシングできなかったら、
ぜにぞうが1万円札を使う時の心境と同じように、
しぶしぶ万単位の借入れをしてるんじゃないかなと思います。

 

食品売り場で例えるなら、
いつも陳列されているはずのカットされた大根が今日はなくて、
「こんなにたくさん使えないよ!」と思いながら、
しぶしぶ、まるごと1本の大根を買うような感じでしょうか。

 

ともあれ、堅実派の人にとっては、1000円単位で借りれるのが理想です。

 

借り入れ単位を小さくするのは、
システム的な負荷やATMのお金の管理面の問題があるので、
業者側は対応したがらないものですが、そこをケアしている頼もしい業者を紹介します。

 

千円単位で借りられる金融会社

まずははじめに、全国ネットでどこからでも申し込みできるカードローンをピックアップします。

 

消費者金融と銀行カードローンに業態を分け、それぞれATMと振込融資の借入方法別に、千円単位で借りられる範囲を比較しました。

 

見ていただくとわかりますが、会社によって大きなバラツキがあります。ただ、コンビニ設置ATMやメガバンクのATMはどの会社もだいたいカバーしている状況です。

消費者金融で対応している会社

消費者金融のWEBサイトを見ても、借り入れ金額の最小単位について、たいてい書かれていません。ですので、各社に個別に問い合わせて調べた結果になっています。

(調査日 2019年7月9日)

千円単位で借りられるATM 千円単位での振込融資可否
アコム ※

アコム自社
セブン銀行
三菱UFJ銀行

×
アイフル

アイフル自社
セブン銀行

プロミス

プロミス自社
セブン銀行
ローソン銀行
イオン銀行
三菱UFJ銀行
横浜銀行
第三銀行
福岡銀行
熊本銀行
親和銀行
西日本シティ銀行

〇1円単位
SMBCモビット

セブン銀行
ローソン銀行
イオン銀行
三菱UFJ銀行
三井住友銀行
北洋銀行
北海道銀行
仙台銀行
足利銀行
栃木銀行
常陽銀行
京葉銀行(1円単位)
大垣共立銀行
十六銀行
第三銀行
但馬銀行
トマト銀行
もみじ銀行
西京銀行
福岡銀行
親和銀行
熊本銀行
百十四銀行
西日本シティ銀行

レイクALSA

新生銀行
レイク
セブン銀行
ローソン銀行
福岡銀行

※アコム:セブン銀行以外のコンビニ設置ATMは、千円単位で利用できる場所とできない場所があります

 

 

全国展開の大手消費者金融では、一見すると大きな差がないように感じます。

 

でも、新生フィナンシャルのカードローン レイクALSAは、千円単位で利用できる提携ATMの範囲が他よりも頭ひとつ抜き出ています。コンビニ設置ATMの範囲が広いので、実際に使うとかなり便利に感じると思います。

 

振込み借入れを使う場合は、千円単位で可能かどうかの対応が分かれています。

 

銀行カードローンで対応している会社

こちらも全国展開している銀行カードローンに絞って、ピックアップします。

(調査日 2019年7月10日)

千円単位で借りられるATM 千円単位での振込融資可否
三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行
セブン銀行
ローソン銀行
イーネット

×
みずほ銀行

みずほ銀行
セブン銀行
ローソン銀行
イーネット
イオン銀行(専用型の場合)
ゆうちょ銀行(専用型の場合)
提携金融機関(専用型の場合)


1円単位

三井住友銀行

三井住友銀行
セブン銀行
ローソン銀行
イーネット
ゆうちょ銀行(専用型の場合)
提携金融機関(専用型の場合)


1円単位

セブン銀行 セブン銀行


1円単位

イオン銀行

イオン銀行
ローソン銀行
イーネット
三菱UFJ銀行
みずほ銀行
ゆうちょ銀行
ろうきん
信金
信組

ローソン銀行 なし ×
楽天銀行 なし × ※1
auじぶん銀行

セブン銀行
ローソン銀行
イーネット
三菱UFJ銀行
ゆうちょ銀行

×
住信SBIネット銀行 なし ×
オリックス銀行

セブン銀行
ローソン銀行
イーネット
イオン銀行
三菱UFJ銀行
三井住友銀行
ゆうちょ銀行
西日本シティ銀行

ジャパンネット銀行※2 × ATM借入不可 〇 1円単位

※1 楽天銀行の振込み融資は1万円以上千円単位
※2 ジャパンネット銀行はカードローンの新規申込受付が終了のため、ネットキャッシングを記載。純粋なATM借り入れはできないが、提携ATMで預金引き出しをした際、残高不足のときに自動融資の機能はあり

 

 

消費者金融と銀行カードローンなら、どっちがいいかは一概にはいえません。ただ、千円単位で借りたい人の堅実さに合うのは、低い金利で借りられる銀行カードローンです。

 

ただ、個々の事情によってそうとは限らない場合があるので、「銀行カードローンと消費者金融の違い」を踏まえて決めるといいと思います。

 

少額で借りるときに意識しておきたいこと

千円単位で使えるときに意識しておきたいことが3つあります。

 

無駄なく効率的に使えるはずなのに、これを知っておかないとせっかくのメリットがなくなってしまいます。

 

ATM利用手数料を考慮して使おう

カードローンを使うことで発生する費用は利息以外にもあります。そのひとつがATM利用手数料。自社ATMが無料でも、提携ATMになると有料の場合があります。

 

いくらかかるかというと、出金する金額によって違っていて、

  • 1万円以下の利用1回あたり100円(税抜)
  • 1万円超の利用1回あたり200円(税抜)

上記の内容です。
数千円の借り入れの場合、100円(税抜)になりますね。たかが100円かもしれませんが、利息の金額を超えてしまいます。

 

例えば、5000円を年利18.0%で1か月借りたときの利息は73円、この利息以上の余分な費用を手数料にかけるのはばかばかしいですよね。

 

なので、カードローン会社の自社ATMを使うか、手数料のとられない提携ATMを使うようにしたいです。

 

ちなみに、消費者金融は基本的に提携ATMの利用は有料です。それに対して銀行カードローンは、コンビニATMなど提携ATMの利用がおおむね無料。コストの面では有利です。

 

具体的に見てみましょう。

 

大手消費者金融/ATM利用手数料無料の範囲

(2019年7月10日現在)

自社ATM 提携ATM
アコム ×
アイフル ×
プロミス 三井住友銀行
SMBCモビット 自社ATMなし 三井住友銀行
レイクALSA 自社ATMなし

セブン銀行
ローソン銀行
イーネット
イオン銀行
三菱UFJ銀行
三井住友銀行
東京スター銀行
第三銀行
広島銀行
西日本シティ銀行
福岡銀行
親和銀行
熊本銀行
クレディセゾン

 

全国ネットの銀行カードローン/ATM利用手数料無料の範囲

(2019年7月10日現在)

自行ATM 提携ATM
三菱UFJ銀行

セブン銀行
ローソン銀行
イーネット

みずほ銀行
※2

セブン銀行 ※1
ローソン銀行 ※1
イーネット ※1
イオン銀行(専用型の場合) ※2

三井住友銀行

セブン銀行
ローソン銀行
イーネット
ゆうちょ銀行

セブン銀行 ×提携ATMなし
イオン銀行

ローソン銀行
イーネット
三菱UFJ銀行 ※3
みずほ銀行 ※3
ゆうちょ銀行 ※3
ろうきん

ローソン銀行 ×有料 ×有料
楽天銀行

×
自社なし

セブン銀行
ローソン銀行
イーネット
イオン銀行
PatSat
みずほ銀行
三井住友銀行
北都銀行
東京スター銀行
栃木銀行
愛知銀行
名古屋銀行
高知銀行
富山銀行
大光銀行
きらぼし銀行

auじぶん銀行

×
自社なし

セブン銀行
ローソン銀行
イーネット
三菱UFJ銀行
ゆうちょ銀行

住信SBIネット銀行

×
自社なし

セブン銀行
ローソン銀行
イーネット
イオン銀行

オリックス銀行

×
自社なし

セブン銀行
ローソン銀行
イーネット
イオン銀行
三菱UFJ銀行
三井住友銀行
ゆうちょ銀行
西日本シティ銀行

ジャパンネット銀行
※4

×
自社なし

×ATM借入不可、
振込融資のみ

※1 みずほマイレージクラブ(無料)に加入かつ月末借入残高がある場合、翌々月の取引が月4回まで無料
※2 みずほマイレージクラブ(無料)に加入かつ月末借入残高がある場合、翌々月の取引が回数無制限で無料
※3 三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行は、利用する曜日・時間帯によっては手数料がかかります
※4 ジャパンネット銀行はカードローンの新規申込受付が終了のため、ネットキャッシングを記載

 

 

ちなみに、プロミスはプロミスインターネット会員サービスの「プロミスポイントサービス」(無料)の申込みで提携ATM利用手数料が無料になるサービスがあります。

キャッシュカードによる預金引き出しよりお得

金融機関によって取扱いが違う場合がありますが、キャッシュカードで預金の引き出しをするとき、自行ATMでも平日夜間や土日祝日は手数料がかかることがあります。

 

翌日とか週明けまで引き出すのを先延ばしできないので、仕方なくATM利用手数料を払って引き出しするわけですよね。

 

そういう時に活用できるのがカードローン。銀行カードローンであれば、自行のATMはもちろんのこと、コンビニATMも利用手数料が無料なので、預金引き出しの代わりにカードローンで借りてしまうのも賢い方法です。

 

少額を細かく借りる vs 数回分を1回で借りる場合の利息、どっちがお得?

千円単位で細かく借りたい理由は、なんと言っても「なるべく余分な利息を払いたくない」ということ。

 

少額を細かく借りた方が、利息がお得なのはなんとなく想像できても、いまいち実感がわかないかもしれません。

 

そこで、使い方の違いで実際にどれくらい利息の差が発生するのかを、具体的な事例で見てみましょう。

 

ここでは、

  • 4万5000円を3回に分けて借りた場合
  • 4万5000円を1回でまとめて借りた場合

の1か月間の利息を比較してみます。

 

4万5000円を3回に分けて借りた場合の借入残高の推移

4万5000円を3回に分けて借りた場合の借入残高の推移

 

4万5000円をまとめて1回で借りた場合の借入残高の推移

4万5000円をまとめて1回で借りた場合の借入残高の推移

 

利息は1日ごとに積みあがっていくので、日々の借入残高に借入金利を乗じて計算します。

 

結果から言うと、

  • 4万5000円を3回に分けて借りた場合の利息は339円
  • 4万5000円を1回でまとめて借りた場合の利息は576円

になります。(わかりやすくするため簡易な方法で計算。消費者金融の標準金利18.0%を適用)

 

4万5000円を3回に分けて借りた場合の利息計算

 

1)借入残高5000円の7日間の利息=17円
5000円×18.0%×7/365

 

2)借入残高2万円の8日間の利息=78円
2万円×18.0%×8/365

 

3)借入残高4万5000円の11日間の利息=244円
4万5000円×18.0%×11/365

 

1)+2)+3)=339円

4万5000円をまとめて1回で借りた場合の利息計算

 

借入残高4万5000円の26日間の利息=576円
4万5000円×18.0%×26/365

 

この事例で、少額で借りることによって利息を節約できることを具体的に確認できたと思います。

 

今、5000円しか必要ないときに、千円単位で借りられないからといって1万円借り、残りの5000円が次にお金が必要になるまで使わずに財布に残っていることはまずないと思います。

 

人は強い生き物ではないので、手元にお金があれば使ってしまいます。自己管理に頼るのではなく、仕組みとして千円単位で細かく借りられる方が、利用する側からすると便利この上ないです。

 

上の事例では、借りた金額が数万円レベルと少額なため、利息の差にあまりインパクトを感じないかもしれませんが、それでも2倍の差があります。

 

チリも積もれば、数千円、数万円の利息の差になって現れます。借り入れの仕方の違いひとつで出費を減らせるのは意味が大きいと思います。

 

クレジットカードのキャッシングは千円単位で借りられる?

クレジットカードのキャッシング枠がある場合は、カードローンではなくキャッシングを利用する手もあります。

 

ただ、クレジットカードのキャッシング機能は、千円単位で借りられるものはほぼありません。知名度のあるクレジットカードを見ても以下のようにほとんどが1万円単位です。

 

カード名 借入できる単位
セゾンカード 1万円
ポケットカード 1万円
ファミマTカード 1万円
セディナカード 1万円
楽天カード 1万円
イオンカード 千円(イオン銀行ATM限定)
セブンカード 1万円
ニッセンマジカルクラブカード 1万円
JCBカード 1万円
三井住友VISAカード 1万円
三菱UFJニコス 1万円

 

少額借入れのメリット・デメリット

最後に、カードローンを千円単位で借りる場合のメリット・デメリットを整理しておきますね。

 

特にデメリットには、自分では気づいていない死角があるかもしれませんので、よくチェックしてください。

 

メリット

  • 無駄な借り入れをせずに済む
  • 利息の発生を最小限におさえられる

 

改めてメリットは言うまでもないですが、必要以上の借り入れをしなくて済むことと、結果として利息を余分に払うことを避けられます。

 

デメリット

  • 追加借り入れが癖になる
  • 借り入れ総額が把握しにくくなる
  • 借り入れのたびにATM利用手数料がかかるケースがある
  • 少額でも返済の遅れは信用に傷

 

いちばん陥りやすいことですが、追加借り入れすることが気にならなくなって習慣化してしまうリスクです。

 

財布からお金をとりだすときに、1万円札を使うのはちゅうちょするけれども、千円札や硬貨だったらあまり気にならないのと同じで、使うことへの罪悪感が薄れてしまいます。

 

キャッシュカードで預金の引き出しをするような感覚にならないように注意しないといけません。

 

そして、追加借り入れを繰り返すようになると、いつどこでいくら借りたかの意識も薄れます。一度に5万円とか10万円のようにまとまったお金を借りたときのような残高管理がしにくくなる点も気を付けたいところです。

 

また、すでに説明したように、カードローンによってはATM利用手数料がかかります。せっかく利息を浮かせるために千円単位で細かく借りても、その努力をATM利用手数料が台無しにしてしまうので注意してください。

 

さらに、少額だと借りることに対する抵抗感がゆるむのと同じで、期日返済の意識も緩んでしまいがち。数千円程度の返済なら負担になりにくいので、支払い管理がルーズになってしまうリスクもあります。

 

もし支払いが遅延すると、自分の信用情報に傷をつけてしまうことにつながります。それは金額の高い低いによりません。

 

延滞は融資会社がもっとも嫌い恐れる行為。金額にかかわらず一定のペナルティーを課されることになるので、「延滞したらカードローンが使えなくなる」くらいの覚悟で利用したいです。

 

まとめ

このページのポイントをおさらいしますね。

  • 千円単位で借りられるかどうかはカードローンによってまちまち
  • 千円単位で利用できるATMの数もカードローンによって大きな差
  • 見落としがちなATM利用手数料を意識しよう
  • 預金引き出しよりもカードローンの方がお得なケースがある
  • クレジットカードのキャッシング機能は、ほとんどが1万円単位
  • 少額借入れのデメリットを再認識しよう

 

千円単位の借り入れを好む人は、まじめで堅実。自分と相性の合うカードローンを見つけてカードローンを上手に使いこなしてください。

 



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この記事の執筆者
ぜにぞう
資格 貸金業務取扱主任者
2級FP技能士
クレジット債権管理士
クレジット審査業務能力検定(クレディッター)
個人情報取扱主任者
貸金業務取扱主任者 登録完了通知
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級合格証書

経歴 大学卒業後、銀行系クレジットカード会社に入社。債権回収・督促業務、営業、企画等の部署に従事し、審査システム、ローン開発なども広く経験。25年間勤務したのち47歳のときに早期退職。
退職後はフリーランスとして活動。インターネット上での情報発信、マーケティング、WEB集客に強み。退職後、50代でファイナンシャル・プランニング技能士(2級)を取得。
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