仮審査を複数すると審査が通りにくくなるというのはウソ!の理由
更新日:2019年10月4日
一定期間内に仮審査を何度もやると信用度が下がるとか、申込みブラックになって借りにくくなると思う人がいますが、基本的にはそういうことはありません。
本審査なら話は別ですが、正式審査前にお試しで行われるの簡易審査に限っていえば、マイナス評価にはならない理由を解説しています。
仮審査ってどんなものか?ちょっとおさらい
上の画像は「お借り入れ診断」とか「お借入れカンタン診断」と呼ばれる
仮審査のアピール画像です。
仮審査は正式な申込みをする前の簡単な審査で、
借入れできるかどうかをザックリ知ることができるサービスです。
キャッシングしたい人はたいてい即日キャッシングのニーズが高いので、
業者側も審査スピードの短縮化をとことん追求しています。
その結果、3秒とか10秒で診断します!みたいな信じられないスピードになっているのですが、
「そんな短い時間でホントに審査してるの?」と疑いたくなることはあるのですが、
いきなり申し込むのはちょっと、、、という慎重な人にとってはうれしいサービスです。
仮審査を何度もやると申込みブラックになるとは限らない
キャッシングとかクレジットカードの申込みを一定期間にやり過ぎると信用度が下がって、
審査が通りにくくなる申込みブラックになってしまうと言われています。
そのことがもとで、簡易な仮審査についても短期間にたくさんの申込みをするのは
よくないと思うことがあるかもしれませんが、それはちょっと違います。
なぜかと言うと、まず下の画像を見てください。(小さくてスミマセン、汗)
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上の画像は仮審査の申込み画面ですが、入力する項目はわずか3項目です。
左の例は、「生年月」「性別・独身既婚」「他社借入状況」、
右の例だと、「生年月日」「年収」「他社借入状況」です。
この3項目だけ入れて診断開始ボタンを押せば完了で、あとは結果を待つだけです。
30秒もあれば終わってしまう操作なので、手間がかからなくていいのですが、
ハッキリ言ってこれだけでは審査はできません。
審査というのは、申込みした個人の信用力を判断する作業ですよね。
名前も分からない、住んでいるところもわからない、
言ってみれば、どこの馬の骨ともわからない人物の審査はできません。
人物が特定できなければ、申込みブラックにしたくてもする術がありません。
個人を特定できないと他社借入情報を入手することはできない!
審査を複数すると個人信用度が下がるという話をわかりやすく言うと、
他社で同時期に申し込んでいることが業者にバレて、
「こいつ、A社でもB社でも申し込みしてるじゃん!かなりお金に困っていて、
金策に走っているんじゃね?」
と業者に警戒されることによって、審査が通りにくくなるということを意味します。
他社で借入れしているかどうかの事実確認は、例えば、
C社がA社に直接電話をかけて、
「ウチに、ぜにぞうというお客が申し込んできたんだけど、おたくの会社に申し込んでない?」
A社「アンタの会社にもきてるの?ウチにも申し込みしてるよ!」
なんて情報交換しているわけではもちろんありません。
指定信用情報機関に照会し、そこ経由で他社の情報を得ているんです。
業者は自社の顧客データを信用情報機関に登録することと引き換えに
他社の申込情報を入手できるようになっているのですが、
登録すべき属性情報は決まっていて、以下のような情報を完備する必要があります。
信用情報の種類 |
主な情報項目 |
■申込情報 |
■本人を識別するための情報 ■申込み内容に関する情報 |
信用情報機関に顧客情報を登録するためには個人が特定できないと意味がないので、
顧客の氏名、生年月日、郵便番号などは必須です。それらの項目がない顧客情報は登録できません。
情報不足で登録できないということは、仮審査の申込情報は
指定信用情報機関には渡らないということを意味します。
指定信用情報機関に申込情報が渡らければ、他社に情報が流れることもありません。
つまり、仮審査の情報は業者間で共有されることがないということで、
これが、仮審査を複数しても個人信用度が下がるということにはならない理由です。
申込みを受付けた業者の社内では、マークされることはあっても、
他のキャッシング業者に仮審査の情報が出回るということはありえません。
ただし、本申込み(本審査)の情報は、他社と共有されるので、
たて続けに申込むのはやめましょう!
【参考サイト】株式会社シー・アイ・シー
CICが保有する信用情報がくわしく分かります
https://www.cic.co.jp/confidence/posession.html