貸金業者が保有する登録番号について解説

更新日:2020年4月23日

消費者金融などの貸金業者からお金を借りる際には、法的に商売を認められた正規業者を利用すべきことは言うまでもありません。

 

認可された貸金業者かどうかを見分ける方法のひとつが貸金号登録番号。ただ、一般の人にはなじみがなく分かりにくいことですよね。

 

そこでこのページでは、貸金業登録番号とはどんなものなのか、またその番号の検索方法についてわかりやすく解説します。

 

 

貸金業登録番号とは

貸金業登録番号の見方

 

貸金業登録番号というのは、単に「登録番号」と呼ばれていて、消費者金融などが貸金業を営むに際して交付される番号です。

 

貸金業を営む場合は、貸金業法に基づいて、内閣総理大臣もしくは都道府県知事に認可申請し、登録する義務があります。

 

その時に発行される固有の番号が貸金業登録番号になりますが、無登録で貸金業を行うことは貸金業法で禁止されているため、登録番号を持っていない事業者はいわゆる闇金と呼ばれる違法業者です。

 

貸金業登録番号は、業者のホームページへ行くと会社名の近くなどに、「関東財務局長(3)第01234号」といった形で表されています。

 

この表記の意味を知っていると役に立つことがあるので、カッコの前、カッコの中、カッコの後ろに分解して簡単に説明します。

 

カッコの前の部分の意味

赤字の部分→「関東財務局長(○)第○○○号」

 

貸金業を営むためには必ず登録をしないといけないのですが、業者の営業エリアの範囲によって登録(管轄)される機関が違います。

 

業者の営業所が複数の都道府県にまたがる場合は、金融庁の出先機関である財務局長の登録を受ける必要があり、営業所が単独の都道府県の場合は都道府県知事の登録を受けることになっています。

 

前者については「関東財務局長(○)第○○○号」というような形で、また後者については「東京都知事(○)第○○○号」というような形で表わされます。

 

なので、カッコの前の部分を見れば、ザックリですが業者の規模を推測することができます。

 

カッコ内の数字の意味

赤字の部分→「関東財務局長(3)第○○○号」

 

登録番号の中のカッコ内の数字は、はじめて登録された時に(1)からスタートして、その後は3年毎の更新の度にカッコ内の数字が増えていきます。ですので、カッコ内の数字が大きいほど長く営業している業者になります。

 

(1)であれば開業から3年未満、(2)であれば3年以上6年未満というように、カッコ内の数字を見れば、業者の社歴を推測できるので、この数字が大きい業者は長く営業している実績ある会社だと判断できます。

 

カッコの後ろにある数字の意味

赤字の部分→「関東財務局長(○)第01234号

 

登録番号のカッコの後ろにある「第○○○号」という数字は、登録順になっているのであまり意味はありません。

 

この番号自体は他の貸金業者とかぶる場合がありますが、登録されている同一都道府県もしくは財務局の範囲内では固有です。

 

ちなみに、貸金業者が廃業や登録取消処分を受けた場合、その番号は永久欠番となり再使用されません。

 

【参考サイト】
東京都産業労働局「貸金業者時から借入れをする前に」
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/chushou/kashikin/soudan/riyou/kariire/

 

貸金業番号を不正に操作する業者もいるので要注意!

 

ひとつ注意点があるのですが、たとえ登録番号があったとしても、架空の登録番号を使ったり、他の業者の番号を盗用する悪質な業者もいます。ですので、番号があることだけで信用することは危険です。

 

テレビCMを放映しているような全国ネットのメジャーな貸金業者は心配ありませんが、街金など小規模業者の場合は、商号、所在地など他の情報とセットで確認するようにしてください。

 

貸金業登録番号の検索方法

貸金業者は発行された登録番号をいたるところで掲示することを義務づけられています。事務所入口の見やすいところや印刷物、ホームページなど顧客が目にするものには掲示が必須です。

 

ですので、貸金業者からお金を借りる際は、まずはこの番号があることを確認することが基本です。うっかり忘れで掲示していないことはありえませんので、見当たらなければ近づいてはいけません。

 

なお、違法業者の中には架空の番号を掲示したり、欠番となって流通していない番号を使うケースがあります。もし、少しでも怪しいと感じたら、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で検索して調べることをおすすめします。

 

登録貸金業者情報検索サービス|金融庁
https://clearing.fsa.go.jp/kashikin/

 

業者の登録番号、会社名、代表者名、電話番号などから貸金業者の情報を検索することができます。(過去の行政処分の有無なども分かります)

 

このサービスで検索される情報は、各財務局・都道府県で閲覧できる貸金業者登録簿の情報を編集したものなので、もしデータ更新があったらタイムラグで最新の状態になっていない場合があります。

 

ですので、最新の情報や不明な点があれば、登録番号欄に記載されている各財務局・都道府県に問い合わせるようにしてください。

 

財務局・都道府県の貸金業者に関する問合せ先

 

もし、このサービスで検索されない貸金業者は、各財務局・都道府県がデータ更新処理後に新規登録を行ったか、法律に基づく登録を行っていない無登録業者(いわゆるヤミ金融)である可能性があります。



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この記事の執筆者
ぜにぞう
資格 貸金業務取扱主任者
2級FP技能士
クレジット債権管理士
クレジット審査業務能力検定(クレディッター)
個人情報取扱主任者
貸金業務取扱主任者 登録完了通知
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級合格証書

経歴 大学卒業後、銀行系クレジットカード会社に入社。債権回収・督促業務、営業、企画等の部署に従事し、審査システム、ローン開発なども広く経験。25年間勤務したのち47歳のときに早期退職。
退職後はフリーランスとして活動。インターネット上での情報発信、マーケティング、WEB集客に強み。退職後、50代でファイナンシャル・プランニング技能士(2級)を取得。
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