どんどん深まる借金の沼、とうとうキャッシングに手を染める

~前回のあらすじ~

 

やっとバイトを始めた山口くんの彼女、ちなみさん。

 

しかし、バイトに行っていると思ったら
それは嘘だとわかってしまった!

 

嘘だとわかっても彼女に謝られて「二度はないからな」と言って
その場を許してしまう山口くん。
しかし、それ以上の事をして、ちなみさんは
さらに山口くんに大変な思いをさせてしまうことになる。

 

そして、山口くんの生活環境がどんどん悪化していく、、

 

スタッフ

 

ちなみさんも本当に改善する気があったのか
それともその場しのぎだったのか…

 

俺はそこも気になるポイントなんだよな。


山口くん

 

いや、俺的にはこの段階では
本当に改善したかったんだと思うんだよな。

 

じゃないと怖すぎるよ泣いてたんだぜ?笑


 

スタッフ

 

まぁ確かにそうだけど・・・
もしかしたら女優並みに涙も簡単に出せるとか(笑)


山口くん

 

じゃあ俺が今まで騙されてたって事じゃんw
そう思いたくないから本当の涙だと思っておくよ。笑

 

ほら、子どもでも「いけないとわかっているけどやめられない」
って現象あるだろ?

 

でも、後半は彼女も開き直った感じで泣いてもこなかったな。


 

スタッフ

 

その前に一応1週間以内にバイトは見つけれたのか?


山口くん

 

見つけれるワケないじゃん。


 

スタッフ

 

ないじゃんって・・・(笑)


山口くん

 

でも、家事とかはなるべくしてくれるようになったよ。
だから、俺も肉体的な疲労とか精神的な疲労とか
なくなったんだ。

 

さらに大学も2年後半になって結構授業も減ったし
まぁ俺が調整して減らしてただけって事もあるんだけど(笑)

 

でも、そんな幸せを覆すもっとひどい事も起きたけどな…


 

スタッフ

 

どんなことがあったんだ?


山口くん

 

ある日、俺が家に帰ってきた時に
見知らぬゲームがあったんだ。

 

俺は彼女に沢山のお金を渡していたワケじゃないから
ゲームなんて買う余裕がないだろうしって思って
「このゲームどうしたんだ?」って聞いてみたんだ。

 

そしたら彼女は

 

「家から持ってきた物を押入れにしまってたんだけど
久し振りにやりたくなったから引っ張り出してきたの」

 

って答えたんだ。
確かにゲームをよく見ると古びた感じだったし
「そうなんだなーまた、あとで俺にもやらせてね」
だけで終わってたんだ。

 

その他にも、よくよく見渡したらあんまり見たことないものとか
結構増えてたんだけど、それも彼女が家から「持ってきた物」
だと思って気にしないようにしていたんだ。

 

それから1週間ほど経った頃なんだけど
月末で家賃とか光熱費とか支払しなきゃなーって思ってたんだけど
家に帰ってポストを覗いてみると楽天の請求書があって
中身を見てみると18万円ぐらいの一括請求だったんだ。


 

スタッフ

 

え、何それ!?
架空請求ってやつか?


山口くん

 

そう思って身に覚えのない請求だって電話しようとしたんだよ。
それでふと彼女が持っていた新しいものを思い出して・・・


 

スタッフ

 

え・・・もしかして・・・・


山口くん

 

いや、俺も考えたくなかったんだけどさ
一目散にカードを置いておいた場所を探したんだけど
どこにもなかったんだ。

 

すぐに彼女に「カード使ったのか?」って聞いたけど
そんなの知らないって言ってたんだ。

 

周りにあった目新しい物を持って

 

「じゃあ、コレらは押入れのどの部分にしまってたんだ?」

 

って聞いてみたんだ。そしたら彼女

 

「ココらへんだったような・・・あんまり覚えていない」

 

って感じの曖昧な返事で。
彼女が使った可能性の方が高いってめっちゃ思ったよ。


 

スタッフ

 

やばいな・・・そこまでくると
人として許せない範囲になるよな。


山口くん

 

そこで確信を持った出来事があったんだけど
とりあえず18万円の支払いをどうしようか迷ってて
カード会社に電話しようと思って請求書を持った時に
手が滑って落としてしまったんだけど
その時に冷蔵庫の下に入っていったんだ。

 

他にもいろいろ入っていたんだけど
その時に引っ張り出した物の中に
彼女宛てのゲームの宅配便の紙が出てきたんだ。


 

スタッフ

 

うわっー・・・
それはもう確実だな;


山口くん

 

さらにそのゲームを調べてみると
すっげぇ昔のゲームで人気なのに販売中止になっているって事で
プレミアがすごくついていて数万円かけないと手に入らないものだったんだよ。

 

それを彼女が買ってたんだ。
彼女からそんな大金出てこないって事は確実だったから
絶対に彼女がカードを使って購入したものだとわかったよ・・・

 

その事実を知った時はさすがに参ったね(笑)


 

スタッフ

 

いや、笑い事じゃねえよ・・・(苦笑)

 

ところで何で彼女はクレジットカード利用できたんだろうな?
暗証番号知らないと利用できないだろ?


山口くん

 

俺、暗証番号は携帯のやつと一緒にしているから
携帯のやつは彼女も知っていたし
多分、そこからわかったんだろ。。。

 

「あ、使えたから使おう」って思ったんだろうな。


 

スタッフ

 

そのことについてちなみさんと話したのか?


山口くん

 

もちろんしたよ。
その時は「本当出来心でやってみたら止まらなくなって、ごめんなさい」
って素直に謝られたよ。

 

だから俺も「今度から気をつけろよ」だけで済ませたんだ。
支払も仕方がないから学生ローンっていうキャッシングで借りて
その分の支払いに当てたんだ。


 

スタッフ

 

なるほど、そこで借金しちゃったんだな。
でも、まぁそれ返す為だから一時的には仕方がないよな;

 

それにしても「今回だけ」が2回もあるけど
本当に優しい奴だなお前は(笑)


山口くん

 

俺も今だったら絶対ありえないね(笑)
でも、彼女の家庭の状況も知ってたから。

 

彼女の両親は彼女の事まったく信用してなくて
例えこんな感じのニート気質が原因だったとしても
当時まだ高校生だったんだし
どうにかして教育する事はできただろ?

 

それに俺は他人だからポイッって見捨てれるけど
親に見捨てられたら子供は誰に頼ったらいいんだ?

 

彼女は親にはもう頼れないって知ってたから
どうしても俺は別れる事ができなかったんだ。


 

スタッフ

 

・・・それが優しい所なんだろうな。


 

 

山口くんがキャッシングをするようになったキッカケは
なんと彼女が勝手にカードを使ったからでした。

 

本当にこんな人が居るんだなーって、つくづく思いました。。。

 

山口くんは「今回だけ」と言って許していますが
自分だったら絶対に許せないし請求してもおかしくない内容…
というより警察沙汰になってもおかしくない内容だと思っています。

 

でも山口くんは優しいから許してしまった。
ここから、山口くんの彼女との返済生活が始まる事になります。

 

次回は、6年間付き合った末の彼女との別れ編に続きます。

 



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この記事の執筆者
ぜにぞう
資格 貸金業務取扱主任者
2級FP技能士
クレジット債権管理士
クレジット審査業務能力検定(クレディッター)
個人情報取扱主任者
貸金業務取扱主任者 登録完了通知
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級合格証書

経歴 大学卒業後、銀行系クレジットカード会社に入社。債権回収・督促業務、営業、企画等の部署に従事し、審査システム、ローン開発なども広く経験。25年間勤務したのち47歳のときに早期退職。
退職後はフリーランスとして活動。インターネット上での情報発信、マーケティング、WEB集客に強み。退職後、50代でファイナンシャル・プランニング技能士(2級)を取得。
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