ブラックリストの真相

このページの最終更新日は2019年10月5日です

 

キャッシングの申込みの話をすると、よくブラックリストという言葉が登場します。

 

「オレ、ブラックリストに載ってるかもしれないから、審査通らないかも?」とか、
「審査に落っこっちまったけど、ブラックリストに載ってたんかなあ?」みたいに、、

 

ブラックリストというと、どこかに存在はしているんだけど、
決して外部には出ない要注意人物リスト、みたいなイメージがありますが、
実際には、そんな極秘リストのようなものは存在しません。

 

では、その正体は何かと言うと、、


ブラックリストの正体は?

ブラックリストがどういうものかというと、早い話が、
「コイツにお金を貸したら、戻ってこないから、絶対貸してはいけない人物リスト」
だと思ってください。

 

つまり、過去に滞納したことがあったり、借金を踏み倒したり、自己破産した、
といったような借金の事故情報のことです。

 

この事故情報が登録されることが、俗に「ブラックリストに載った」
と言われているものに近い状態と言えます。

 

「ブラックリスト」というリスト自体は存在しませんが、
その情報は消せないように、電子データでしっかりと登録されてしまいます。

 

サッカーで言えば、一発退場のレッドカードとして扱われることを
覚えておきましょう。

 

 たまたま返済日に遅れたのでも、ブラックリストに載るの?

借金の事故情報には、キャッシングの滞納実績も含まれることを上で説明しました。
それを聞いて、「たまたま返済日に遅れたのでも、ブラックリストに載るの?」
と思った人もいるかもしれません。

 

人間なので、うっかりミスで返済日に遅れるってことはあります。
だれでも一度や二度はあると思います。(ぜにぞうもありました、苦笑)

 

数日遅れるくらいでブラックリストに載ってしまったら、
利用者の半分くらいの人がブラックリストに該当してしまいます。

 

なので、たまたま返済日に遅れた程度のことは心配しなくても大丈夫です。
督促(とくそく)の手紙や電話を受けて、それからすぐ支払いすれば問題ありません。

 

貸金業者から督促されて、支払い日の約束をしたのにそれを守らないとか、
一向に返済する意思を示さないような場合は、
ブラックリスト行きだと考えておけば良いです。

 

執行猶予される延滞期間の基準は、貸金業者によっても違うし、
明確なことは言えませんが、少なくとも1ヶ月以上遅れたらアウトでしょう。

 

ちなみに、次の段落で紹介する、信用情報機関のひとつ、
株式会社日本信用情報機構(JICC)は、
「入金予定日から3ヶ月間以上の未入金」を遅延の基準として公表しています。

 

とはいっても、延滞は、更新審査などの時点でマイナス評価にはなるので、
自分の信用を積み上げるために、支払い期日はきっちり守りましょう。

 

ブラックリストはどこにある?

ブラックリストは、極秘リストみたいなものではなく、客観的な事実としてデータで登録されるのですが、
そのデータってどこにあるのか?

 

そのデータは、2か所に厳重に格納されています。
まずそのひとつが、それそれの貸金業者の社内です。

 

自社の顧客との全ての取引が、個人別にデータとして保有されていて、
例えたら、病院の電子カルテみたいなものですが、
その中に延滞などの事故情報として登録されています。

 

この情報は、個人情報なので基本的に業者の社外に出ることはないのですが、
唯一、例外なのが信用情報機関です。
※信用情報機関については、こちらのページで詳しく解説しています。

 

信用情報機関は、消費者金融などの貸金業者だけでなく、
クレジットカード会社なども利用している機関で、
業者が顧客の支払い能力を審査する時に、他社の持っている情報を閲覧するために
利用するデータセンターのようなものです。

 

私たちは、キャッシングなどを申し込む際に、
申込先の貸金業者が信用情報機関へ情報を登録したり、
他の貸金業者がその情報を利用することに同意をしています。
その同意を元に、業者同士がデータを共有しているわけです。

 

WEB申込みだと申し込みをする時に、こんな画面が出てきて
同意をしないと先に進めないようになっています。
(読んでいる人はほとんどいないと思いますが、、汗)

 

信用情報の同意

 

信用情報機関には、貸金業者から融資に関するあらゆる情報が集まってくるので、
一部の貸金業者にブラックリスト扱いにされてしまうと、
時間差はあるものの、信用情報機関にもその情報が流れ、
全ての業者にそれが知れ渡る、ということを理解しておいてください。

個人に関する信用情報機関は以下の3つです。

株式会社シー・アイ・シー(略称 CIC)

株式会社日本信用情報機構(略称 JICC)

全国銀行個人信用情報センター(略称 KSC)

 

ブラックリストに載ると一生消えない?

ブラックリストという言葉の響きには、一度、載ってしまうと半永久的に消えることがなく、
一生その傷を背負って生きていかなくてはならないようなイメージを持つかもしれません。

 

でも、実際にはそんなことはありません。

 

国外追放になって、二度と入国できない政治犯でも、
時代が変われば入国が認められることがあるように、
ブラックリストと言われる悪しき勲章も、一定の時間が経過すれば消えます。

 

では、どのくらいの期間で抹消されるのか?
その期間は、貸金業者によって違うので、一概には言えませんが、
申込みブラックと言われる申込み情報は概ね数ヶ月、
延滞などの事故情報は数年という感じです。

 

ただ、信用情報機関であるCIC、JICC、KSCにおいては、
申込情報は、申込日から6ヵ月、
事故情報は、契約継続中及び完済日から5年
というように公式に発表されています。(令和1年10月1日現在)

 

信用情報の登録期間

 

各貸金業者が社内データに登録する事故情報の保有期間も、
上の表と同レベルだと考えて良いです。

 

【参考サイト】
株式会社シー・アイ・シー(CIC)
「CICが保有する信用情報」
https://www.cic.co.jp/confidence/posession.html

 

株式会社日本信用情報機構(JICC)
「登録内容と登録期間」
https://www.jicc.co.jp/whats/about_02/index.html

 

 

ちょっと余談になりますが、「ブラック」の反対は「ホワイト」ですよね。
貸金業界などではこの「ホワイト」というのは、今まで一度もお金を借りたことがなく、
借金履歴が全くの白紙状態であることを指します。

 

一見、こういう人がいちばん評価が高そうですが、お金を貸す側からすると、
常識的な範囲のお金を借りて、きっちり返済した履歴を持った人の方が
「ちゃんと約束を守る信用できる人」という意味で、スコアが高いといった一面もあります。

 

ブラックリストのまとめ

最後に、このページのポイントを整理してみましょう!

  1. ブラックリストという極秘リストは存在しない
  2. ブラックリストの正体は、滞納などの事故情報
  3. うっかり忘れの延滞をしても、気づいてすぐ支払えば大丈夫
  4. 信用情報機関を通じて、全ての業者に知れ渡る
  5. 一定の期間を過ぎると、その情報は抹消される

 




この記事の執筆者
ぜにぞう
資格 貸金業務取扱主任者
クレディッター(クレジット審査業務能力検定1級)
クレジット債権管理士
個人情報取扱主任者
ファイナンシャル・プランニング技能士(2級)
貸金業務取扱主任者資格試験 合格証明書
クレジット審査業務能力検定合格証

クレジット債権管理士資格認定証
個人情報取扱主任者 認定証

ファイナンシャル・プランニング技能検定2級合格証書
経歴 大学卒業後、銀行系クレジットカード会社に入社。債権回収・督促業務、営業、企画等の部署に従事し、審査システム、ローン開発なども広く経験。25年間勤務したのち47歳のときに早期退職。
退職後はフリーランスとして活動。インターネット上での情報発信、マーケティング、WEB集客に強み。退職後、50代でファイナンシャル・プランニング技能士(2級)を取得。
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