レイクALSAが提携ATMをとうとう有料化へ
公開日:2019年12月28日
カードローン利用時のコストと言えば、金利とATM利用手数料がその代表。どうしても金利の方に目が行ってしまうので、ATM利用手数料は軽視されがちですが、利息換算するとバカにならない金額になります。
そんな中にあって、消費者金融で唯一、提携ATM手数料が無料であったレイクALSAがとうとう有料化を発表しました(実施時期は2020年春)。利便性の高いコンビニ設置ATMも有料化の対象になるのでユーザーにとっては痛手になるはず。
ぜにぞうが考えるにレイクALSAの最大の魅力だった部分なだけに、他社と横並びになってしまうのは残念。発表の概要を紹介しますので、業者選定の際には内容を踏まえて検討してください。
提携ATM手数料有料化の概要
2019年12月17日に、レイクALSAから発表された情報は以下の通りです。
開始日
2020年4月16日。
公式サイトによると、「2020年4月16日より順次、有料化」になるという表記なので、提携ATMによっては開始日が後ろにずれる可能性があります。
有料化後の手数料金額
提携ATMでの借入れ、返済時の双方で手数料が有料になります。
取引 | 取引金額 | 手数料金額 |
---|---|---|
借入れ | 1万円以下 | 110円 |
1万円超 | 220円 | |
返済 | 1万円以下 | 110円 |
1万円超 | 220円 |
手数料金額は他社と横並び。借入れ時に発生する利用手数料は次回の返済時に清算、返済時に発生する利用手数料は、返済とあわせて清算になります。
対象ATM
現在の提携ATMは以下の通りですが、すべてが有料化対象です。
セブン銀行、ローソン銀行、イオン銀行、イーネットATM、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、東京スター銀行、第三銀行、広島銀行、西日本シティ銀行、福岡銀行、親和銀行、熊本銀行、クレディセゾン
ただし、グループ会社である新生銀行カードローンATMは有料化対象外で、いつでも手数料無料で利用可能です。また、ATMを使わない振込みキャッシングも今まで通り無料です。
有料化になってもまだあるレイクALSAの優位性
提携ATM手数料有料化によって、レイクALSAの優位性はおちてしまいますが、それでもまだ他社を一歩リードしている点があります。それが、無利息サービスの適用期間の長さ。
無利息サービスは新規契約者に対するサービスで、無利息期間は30日間が一般的。それに対しレイクALSAは、60日間もしくは180日間という驚異的な長さで、以下のいずれかを選択することができます。
- Webで申込むと借入額の全額が60日間無利息
- 借入れ額5万円まで180日間無利息
(いずれも契約額1万円~200万円まで)
契約直後のスポットのサービスですが、スペックが同じで業者を決めかねる場合は、ひとつの決め手になるかもしれません。
ATM手数料無料にこだわるなら銀行カードローン
都市部であっても地方であっても、コンビニはたいてい生活の移動ルート上にありますよね。だからこそコンビニ設置のATMは、便利なわけです。
もし、どうしてもコンビニATMを使う機会が多くなりそうなら、消費者金融ではなく銀行カードローンを選択すべきです。
都銀、地銀、ネット銀行など、ほとんどの金融機関のカードローンは、セブンイレブン、ローソンをはじめとしたコンビニ設置ATMの利用手数料が無料です。
銀行の厳しい経営環境を反映して、口座維持手数料の徴収を発表したように、将来的にはカードローンの提携ATM手数料有料化に踏み切る可能性もありますが、コスト優先なら銀行を選ぶと良いと思います。